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◆ 優先クラス ( ゆうせんくらす )

 エインセル、フェノゼリー同士の通信はネットワーク担当を介して行われるが、平時に通信される量はネットワーク担当が配下に収めるエインセルの総数に比べて極端に少ない。
 そのためネットワーク担当が有する通信帯域は必要最低限度に押さえられているのが実情である。
 しかし、問題発生時には配下に収めているエインセルから外に向けた通信や、逆に外から中に宛てた通信が急増するため、通信帯域を圧迫し輻輳(ふくそう)が発生することになる。そのためエインセルの役割に応じて平素から個体に優先、遅延、破棄など三段階程度の優先通信クラスを与えておき、帯域が圧迫されたときにクラスの高い個体からの通信を優先的に通すことによって、重要通信の保護を図っている。
 優先:輻輳時には優先して通信が許可される。
 遅延:輻輳時に通信は規制されるが、回線に空きがあるときのみデータの送出が順次許可される。これをシェーピングという
 破棄:輻輳時には通信が規制され、送出したデータは破棄される。これをポリシングという。