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年表:新生代 第一紀 始新世

人類は発見した新惑星にビアンカと名付け、移住を開始する。
やがてビアンカは研究星として発展し、人類の技術レベルの向上に大きな貢献をした。

-38年
人類がソーラーツインプロジェクトで当惑星を発見する。
当惑星は「STP147 d」と名付けられ、要観測候補の一つに挙げられる。

-35年
当惑星が「21個の移民可能な惑星」の候補に選ばれる。
それに伴い、「クレシダ星系 ガンマ星」と名前が改められる。

-33年
当惑星に向けて無人探査船が送り込まれる。

-17年
無人探査船が当惑星に到着し、惑星内外の両方から探査を開始する。
木々が多く自生する肥沃な大地と、惑星に住む生物の存在が確認されたのはこの惑星のみで、この結果は研究者達を大きく驚嘆させた。
移民が現実になりつつある中「惑星ビアンカ」と固有の名前を与えられる。当惑星以外に同プロジェクトで固有の名前を与えられた惑星には「ユミル」「ガラテア」等がある
同年末に超光速航行の門扉を開くための船が、「ビアンカ」「ユミル」「ガラテア」の三惑星に向けそれぞれ出航する。

-2年
軌道上に超光速航行のための設備が構築され、稼働を開始する。当惑星への有人探査が計画される。

1年
人類が初めて当惑星に着陸する。
それから三ヶ月後に機材が到着し、テラフォーミングが開始される。

57年
テラフォーミングが完了し、人類の入植が開始される。

192年
最初の高性能AI「ネハーレン」が誕生する。
惑星絶対暦が採用され、人類が初めてビアンカに着陸した年を元年。衛星が一列に並ぶ日を1日と定めた。

194年
ネハーレンのデータを元にVISION計画とエインセル計画が開始される。
ネハーレンが研究員の一人からチェスを教わる。

202年
ネハーレンのデータを参考にした自律機械「エインセル」の試作型が完成。

207年
新しい材料の発明により、実用レベルに達したエインセルが登場。
あらゆる目的に最適化された形状で世界に広く出回る。

240年
人型のエインセルが登場。
遺伝的アルゴリズムを取り入れた知能の揺らぎにより、一人一人まったく違う思考や性格を持たせることに成功。
「万能型」と呼ばれた人型は、それまでのエインセルに比べ耐久に難があるものの、特殊な環境を除いて次第に従来のものと取って代わられることとなる。

252年
VISION第一号「イナート」が完成。60年近くもの年月がかかったのは、VISION自体よりも、VISIONを行き渡らせるための都市改造に時間がかかったためとされている。
また、第一号の完成によってネハーレンをVISION化して運用するための改造計画が開始される。

277年
VISION第二号「ベイナイト」が完成。
VISIONは都市運用としては大きな成果を挙げたが、インフラ形成の面で負担が大きかった。そのため旧都市へのVISIONの搭載を見送られ、これ以降新都市や航宙船に搭載するための開発へとシフトしていく。

279年
「ネハーレン」のVISION化が完了し、第三号として運用が開始される。

309年
VISION第四号「ネイピア/デシベル」が完成する。
多数決により運用を定めるものであるが、真の目的はVISION同士の接続を可能にし、統合することによって惑星を管理するVISIONの開発可能性を確認するためのものであった。

316年
新しい通信システムと同時に開発された第五号VISION「ベアラ」が稼働する。
ネイピア/デシベルのデータを改良し、VISION同士を「対話」させる機能が追加され、全てのVISIONを管理するための研究が開始される。

328年
VISION同士で通信し、対話するシステムが概ね完成する。
それと同時に航宙船に搭載するVISIONについて基準が定まり、以降開発される航宙船にはVISIONが標準搭載される。

357年
VISIONを搭載した初の戦艦「リヴァディア」が竣工し、宇宙空間に向けて飛び立つ。

372年
ビアンカの外を回っていた巨大ガス惑星に大型の隕石が衝突し、地軸が大きく変動する。
それによって重力場が変動し、アステロイドベルトの小惑星群が太陽へ引っ張られるように公転半径を縮めていく。

430年頃
アステロイドベルトの小惑星群がビアンカの公転半径へと近づき、隕石が多く飛来してくるようになる。VISIONにより軌道上の兵器を用いた隕石群の破壊が開始される。

469年
隕石の一部が地表に落下、未曾有の大惨事を引き起こす。

472年
なおも増え続ける隕石にビアンカ政府が惑星の放棄を宣言、以降徐々に撤退が開始される。

473年
地表は隕石の影響で環境が激変、多くの人類は脱出することも叶わず地下都市へ退避する。

476年
隕石の衝突や大規模な火山活動により地表の温度が著しく上昇し、人類の再入植は不可能との判断を下し、以降ビアンカの観測は打ち切られる。

500年頃~
隕石と火山活動により舞い上がった塵などがエアロゾルとなり、大気を覆いつくした。
これ以降地表に落ちる隕石の数が減ったこともあり地表の温度は徐々に下がり始め、非常に長い「冬」が訪れる。

700年頃
各都市をつないでいた通信用の回線が老朽化により破損。
地表は厚い氷の層に覆われており復旧が不可能のため、各都市は孤立する。