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暦法

惑星ビアンカでは現在3つの暦法が主に使われている。
ミネルヴァが使用するコーデリア暦。
ディスパテルが使用するオフィーリア暦。
そして、エインセル及びVISIONが使用する絶対歴である。
コーデリア暦、オフィーリア暦は月の周回を基準とした暦であり、絶対歴は太陽を基準とした暦である。

コーデリア暦

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コーデリア歴は、ビアンカの衛星の一つであるコーデリアの周回を利用して一ヶ月を定めるものである。主にミネルヴァによって利用されている。
ビアンカの公転周期が288日であることと、コーデリアの公転周期が36日であることから、コーデリア歴は8ヶ月と定められている。
ビアンカにある円環と衛星が、一日交代で世界を守護されていると考えられており、それが曜日となっている。それぞれ水、紅、土、火、蒼、風、黒の7つの曜日で構成され、それぞれに象徴が付与されていることから、ミネルヴァは旅に出たり大きな仕事を行う際には、行動に最も合う象徴に合わせて行動を行う風習がある。
休日は生命の象徴である水曜と、暗黒・無の象徴である黒曜日である。
円環と衛星と、それらの象徴については「惑星ビアンカ」についての記事を参照されたい。

当資料内での表記は「cod」である。

オフィーリア歴

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オフィーリア歴はビアンカの衛星の一つであるオフィーリアの周回を利用して一ヶ月を定めるものである。オフィーリアの公転周期は48日であるため、一ヶ月を48日とし、こちらは一年が六ヶ月と定められている。ここまではコーデリア歴と大差無いが、オフィーリア歴は特異で複雑な構造を持っている。
特徴的なのは一つの曜日が3日連続で続く「巡(めぐり)」と呼ばれるものである。
それぞれ紅夜、蒼夜、黒夜とビアンカを公転する3つの衛星を象徴にしたものであり、月はじめを水曜とすると、水曜日紅夜(1日)、水曜日蒼夜(2日)、水曜日黒夜(3日) で、三つをまとめて一巡(ひとめぐり)と呼ぶ。
曜日は水、金、土、火、風、地、海、天、冥の九つから構成されている。これは万物すべてを表しているとされ、それぞれの曜日を3つの月が一巡することで、魔力がすべての物に行き渡る=すべてのものが魔力の恩恵を得ている、と考えられている。
休日は土曜、地曜、冥曜で、6日の労働と3日の休暇を繰り返す。

当資料内での表記は「oph」である。

絶対暦

主にエインセルとVISIONが使用している暦で、ミネルヴァやディスパテルには知られていないが、3つの暦の元日が同期していることなど、両暦とも絶対歴から分かれたと考えられる節がある。
絶対暦はすべての衛星が一列に並び、太陽を遮る日を元日と定めており、その日から惑星ビアンカが太陽の周りを一週し、再び一列に並び太陽を遮るまでを288等分して決めている。
144日目に一列に並ぶ機会があるが、その時は太陽は遮られずビアンカの反対側に並ぶため、一年の中間ではあるが暦に影響することはない。
尚、名前が絶対暦であるが、その算出方法は惑星固有の公転周期を元にしている。そのため惑星毎に使用される絶対暦の日数は異なっている。ここで解説しているのは惑星ビアンカの中のみで利用可能な暦であり、宇宙共通の暦でないことに注意されたい。

当資料内での表記は「abs」である。

グレゴリオ暦

主に人類が使用していた暦で、地球で長年用いられている暦である。
365日を一年とするもので、人類が宇宙に進出してからもしばらく使われていた。惑星ビアンカでは入植後詳細な天体観測により当惑星固有の絶対歴が登場するまで使われていた記録が残っている。

当資料内での表記は「gre」である。

ちなみにグレゴリオ暦のあるx日から絶対歴y日への変換は y=(288*x)/365 で求めている。
変換にはそれぞれの一年にかかる日数の比を用いているため、グレゴリオ暦の連続した二日が絶対歴の一日に該当したり、逆に絶対歴からグレゴリオ暦に変換した時に当てはまらない日付けが出てくることがある。
登場人物の誕生日や歴史上の出来事などの日付を指定する場合、最初にグレゴリオ暦を決めた後で上記の式により絶対歴を求めている。このとき、小数点以下0~4を午前、5~9を午後とする。