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メイオール公国

メイオール公国は、バルジー帝国の北部に位置する小規模な国家である。
メイオール公国は、古くから貴族メイオール家が代々統治する公国であり、フロジオ連邦とペルセウス王国の二大国をつなぐ交通の要所として栄えてきた。
大統一時代の初期、クエーシアの奇跡後バルジー帝国の前身であるマゼラン王朝に従属。豊富な貿易資源によって後方からクエーシア家を支え続けた。
しかし大統一時代が終わり、バルジー帝国成立した数年後、八代目のロゴ・メイオールが当主となると突如バルジー帝国からの独立を宣言、周囲の町村を吸収し国号をメイオール公国と定めた。
これに対しバルジー帝国は国交の断絶を表明。現在まで国境付近で小規模な戦闘が度々起きている。

地理

バルジー帝国の北西に位置する。バルジー帝国との間にはクオーア川が流れており、この川が帝国との国境になっている。
国土の中には山はなく、小さな丘陵が存在するだけとなっており、国土の全域が平野となっている。国土の中央を西から北東にかけて大きな街道が横断しており、街道沿いに大きな町が並んでいる。この街道は現地でメイオールのベルトと呼ばれており、メイオール家の力の象徴となっている。

主要都市

首都はノーマ、公国のほぼ中央に位置する都市である。都市の中央を街道が横切っており、町の中央には広場が設けられている。ここでは連日のように市場が開かれており、国内外の物が取引されている。また旅行者の出入りが活発である。世界で最も活発な都市のひとつに数えられている。
シャウラはバルジー帝国との国境に建築された要塞都市である。高い見張り台などがいくつも建っており、バルジー帝国の動向に目を光らせている。

外交

独立元のバルジー帝国とは断絶状態である。特にクオーア川の水かさが減る乾季において国境付近で緊張感が高まり、一度の乾季につき数回ほど小規模な戦闘が頻発している。
しかし穏健派で知られるテハロン・メイオールがロゴに代わり九代目当主になってからは外交姿勢が軟化、帝国との国交の回復を模索し始めている。

経済・産業

国内では肥沃な大地を利用し農業や酪農が栄えている。上質な綿花や羊毛を輸出する代わりに、鉱物や武器などを輸入している。

自然

赤道直下であるため、一年を通して非常に気温が高い。四季は無く、一年の間に乾季と雨季が2回ずつ訪れる。
商業都市として開拓された歴史を持つため、国土の中に森林はなく、ほとんどは平野や丘陵となっている。

文化